失語症学の発展に向けて

言語聴覚士に役立つ書籍や考え方を紹介していきます

2019-01-12から1日間の記事一覧

失語症 治療へのアプローチ 著 Anna Basso

失語症のタイプ分類は、ブローカ失語、ウェルニッケ失語、伝導失語などいわゆるBoston学派を中心とした古典分類が有名です。この分類方法は、発話の流暢性、復唱、聴理解の3項目で構成されています。失語症に関する論文や学会発表でも古典分類で示されてい…

言語聴覚士の専門領域は?

言語聴覚士(ST)は、主に嚥下障害、高次脳機能障害、失語症、構音障害に対してリハビリをすることが多く、その中で現在STが最も関わっているものは嚥下障害です。もし、上記に挙げた全ての障害を持った患者がいた場合、最初に取り組むのは嚥下障害だと思い…

リハビリ室の本棚に思うこと

私は回復期リハビリ病院で言語聴覚士として働いています。言語聴覚士とは、飲み込みの障害(嚥下障害)や言語障害(失語症・構音障害など)に対して回復を目指しリハビリを行う仕事です。 私の働いている病院のリハビリ室には本棚があり、そこにはリハビリテ…