私は回復期リハビリ病院で言語聴覚士として働いています。
言語聴覚士とは、飲み込みの障害(嚥下障害)や言語障害(失語症・構音障害など)に対して回復を目指しリハビリを行う仕事です。
私の働いている病院のリハビリ室には本棚があり、
そこにはリハビリテーションに関連した書籍が多く置かれていてます。
もちろんそのほとんどが医学書です。
病院なのだから当たり前だと思うかもしれませんが、私は何か物足りなさを感じています。
その理由は、失われたことばを回復させるためには、医学的な考え方も必要ですが、
それ以外にも心理学や言語学、哲学など様々な学問からの知見が必要だと思うからです。
このブログでは、言語聴覚士に直接関連のある本も紹介していきますが、医学書以外の本も取り上げて、これからの言語聴覚士のリハビリのあり方を考えていきたいと思います。