失語症学の発展に向けて

言語聴覚士に役立つ書籍や考え方を紹介していきます

認知神経リハビリテーション

言語行為について オースティン「言語と行為」

イギリスの言語哲学者であるオースティンが「言語と行為」(1962)で言語行為と言うものを3つに分類しています。 1.発話行為:伝達を目的として、一定の意味を持つ文を発話する行為。 2.発話内行為:発話によって、その意図が聞き手に伝わること。 3.発話媒介…

失語症治療のアプローチ方法12 〜認知神経リハビリテーション〜

認知神経リハビリテーションとは、元々片麻痺のリハビリから発展してきたもので、イタリアの臨床神経生理学者カルロ・ペルフェッティにより考えられたものです。 現在では片麻痺だけではなく、失行、半側空間無視、疼痛など様々な領域に展開されており、失語…