失語症学の発展に向けて

言語聴覚士に役立つ書籍や考え方を紹介していきます

2019-11-30から1日間の記事一覧

会話における4つの公理

言語学者のポール・グライスが協調の原理として4つの公理を示しています。 1.量の公理:必要な量の情報を提供し、情報を過不足なく与えること 2.質の公理:真実と思っていることを言うこと 3.関係性の公理:関連性のあることを言うこと 4.容態の公理:不明…

言語の専門家として

ことばの障害を専門とする言語聴覚士(以下ST)ですが、日本語の仕組みについて詳しく知っているSTは少ないと思います。 STの国家試験では、言語学の分野からも出題されるため勉強しますが、臨床現場ではほとんど使う機会はないです。しかし、相手が誤った発話…